SIMフリーと白ロムの違いは?どっちが良い?キャリア縛りがないのはSIMフリー、白ロムを完全にSIMフリー化するのは高難易度
1つ前の記事で書いた通り、中古iphoneを初めて買う...ということで、調べましたよ、イロイロと。
安い買い物ではありませんし、失敗したくはありませんから。
で、結果感じたのは、トラブルに見舞われている人が多いな。。。ということ。
特に「SIMフリーと白ロムの違いがわからずに失敗!」という人を多く見かけたので、そのような人が1人でも減るように、記事にしておきます。
SIMフリーと白ロムは違う!
まず大前提として、
ということ。
わざとなのか、それとも「常識でしょ!」という認識なのか、、、中古のスマホ販売のサイト等を見ていても「白ロム」の説明がない(or詳しくない)ことが多いんですよね。
結果として、知識の浅い人が見ると、SIMフリーと勘違いしちゃう雰囲気の商品説明が多いと感じました。
実際に口コミやショップレビューなどを見ていると、
「(白ロムのスマホを購入して)キャリアが合わずに使えなかった」
というコメントを見かけるようなショップもありました。
「中には、息子さんへの誕生日プレゼントに購入したのに、どうしてくれるんだ...!」という方もいて、可哀想な気持ちになりましたよ。
たった一言、
- 「○○(←キャリア名)でしか使えません」
- 「○○(←キャリア名)以外で使用するにはSIMロック解除が必要です」
- 「○○(←キャリア名)以外で使用するには諸手続きが必要です」
などと書いてくれれば、誰でもわかるのにな...と思うのですが、書いていないことが多いのは残念なことです。
白ロム=SIMカードが入っていない、キャリア縛りのある端末
このトラブルの原因になるのは「白ロム」のスマホ。
「SIMフリー」の端末であれば、キャリアの縛りは皆無。通常、国内キャリアのSIMを入れても、海外のSIMを入れても使えます(※SIMのサイズには注意しましょう)。
一方、「白ロム」とは、SIMがささっていないだけの、普通のキャリアの携帯です。
なので、例えば、
「格安SIM会社のSIMを入れて使いたい!」
という場合は、その格安SIMの会社が利用している回線と同じキャリアの白ロム端末を使わないとNG(例:大抵の格安SIM会社はドコモ回線を使用しているので、ドコモの白ロム端末であれば使える、など)。
SIMロック解除によって他のキャリアでも使えることもありますが、その場合にも、テザリングは使えなかったり等、不具合に見舞われることがあります。
当然、別キャリアや海外で、そのまま使うのは不可能と思っておいた方が正解。
なので、白ロムの端末を購入する際には、
- 自分が利用する携帯会社のSIMと合うか?
- 海外で使えなくてもOKか?
というのは、事前に確認しておきましょう。
あとは、コチラ↓に書きましたが、『赤ロム』は要注意です。
白ロムの『完全SIMフリー化』は難易度が高い
白ロムのスマホを買った場合に、
と考えて、トラブルに合っている人も多いようです。
というのも、そもそもSIMロック解除が面倒。
- auのように中古で購入した人が解除できる場合もありますが、元契約者でなければ解除できないキャリアもある。
- また、元契約から一定期間が経過していないとSIMロック解除を受け付けてくれないキャリアもある。
などなど、とにかくトラップだらけなので、「SIMロック解除済み」の端末を購入をするのが、素人が白ロム端末を買う際の大前提。
しかし、「SIMロック解除済み」の端末を買ったとしても、テザリング等の不具合に見舞われることもあり、対応するには知識等が必要になってきます。
したがって、諸々調べた上で私が感じたのは
白ロム端末を完全にSIMフリー端末と同じにするのはムリ!
ということ。
ムリじゃない!と言われる方もいるでしょうが、私には難易度が高過ぎ。根性もありませんしね。
面倒がイヤなので、私は『SIMフリー』
諸々調べた結果として、私は『SIMフリー』の端末を購入しました。
白ロムもSIMフリーも各々のメリットデメリットはありますが、かなりザックリまとめると、
「白ロムは、自分でどうにもならないトラブルの可能性が多い」
というのが、個人的には嫌だったのと、
「私はキャリアを変えるかもだし、海外でも使いたい」
と感じたのからです。
もう少し詳しく言うと、下記の通り;
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▼SIMフリーのメリット&デメリット
[メリット]
- テザリングを含めた公式に備わっているスマホの機能が、問題なく使用できる。
- 格安SIMの利用も、SIMを入れ替えるだけ(or簡単な追加設定をするだけ)で簡単。
- 海外での利用も、SIMを入れ替えるだけで簡単。
上記↑は、iphoneのSIMフリーについて感じたこと。iphone以外の端末を選ぶ際には、下記のメリットもあります。
- 高性能の端末が安く買える(中華スマホなど、最近は人気ですよねー)。
- 日本のキャリアで販売されているスマホより、低スペックでもサクサク動くモノも多いらしい(←コレは、実際には使用していないので実体験ではありませんが、無駄な機能やアプリ等が入っていないシンプルな設計のスマホを選ぶと、低スペックでもサクサク!とのこと)。
- デザインが良いモノも意外と多い!(個人的な感想ですが、シンプルで知的なデザインのモノも多い印象)
[デメリット]
- 中古であっても、白ロムよりも高い...!
上記は、iphoneのSIMフリーについて感じたこと。iphone以外の端末を選ぶ際には、下記のデメリットもあります。
- 不具合等が起きた際、当然、キャリアによるサポートなし。
- 中華スマホ等、海外メーカーのサポート対応は評判が良くない場合もある。
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▼白ロムのメリット&デメリット
[メリット]
- SIMフリー端末よりも安い。
- 中古購入した端末でもキャリアで修理を受け付けてくれることがある(条件等があり、受け付けてくれないこともあるので、購入前に要確認)。
[デメリット]
- 『赤ロム』のリスクがある。
- 別キャリアで使用できないorSIMロック解除等の手続きが必要。
- 海外で使用できないorSIMロック解除等の手続きが必要。
- SIMロック解除されていない端末な場合、SIMロック解除に諸々の条件や手続きが必要。
- SIMロック解除されていても、テザリング等で不具合に見舞われることがある。
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...どうでしょう?
白ロムの方が、何かあった際に面倒そう。
と言うか、そもそもスマホなどの知識が薄い私には対応しきれない気がします。
ただし、白ロムの価格メリットは大きいです。iphoneだと、機種やショップによっては1万円以上白ロムのがお得なことも。
なので、スマホなどの知識がある方は、白ロムが良いのでしょうね。
例えば、ドコモの白ロム+ドコモ回線の格安SIMという組合せは、ドコモで契約するより、端末代も通信費も格段にお得です。
ただ、私のように、知識が浅い&面倒くさがりな人は、SIMフリーの方が良いでしょう。
白ロムでのテザリングのトラブルは多めなので、テザリングをよくする方も、SIMフリーのがリスクは少ないと思います。
ちなみに、白ロムのSIMロックを国が義務付けする方針だそうですよ↓
なので、これからはもっと白ロムの自由度は上がるはず。。。ですが、私にはしばらく、ハードルが高過ぎるようです。
ちなみに、私が中古iphoneを購入したのは『イオシス』さん(http://iosys.co.jp/)。
価格が安い中古スマホ業者さんの中では、信頼感が高く、対応も良い会社さんでしたよ。